「タイトル未設定」

きっとシャングリラだよ

【嵐】#おすすめを紹介しようぜ【アルバム曲】

ご無沙汰しております。サクです。

 

やっほー!!!!嵐のアルバム曲配信開始!!!

愛情の発露が「布教」になりがちなタイプのオタクなので、「こちらをお聞きいただけますか?????」と人の耳にイヤホンをつっこむハードルが下がったことについては素直によろこばしい。いやーでもしかし時代。私の好きな歌に「#CDが売れないこんな世の中じゃ」ってのがあって「コンポ無いって家が多すぎる」って歌詞にそれなって思うんですよね。そもそも再生機器がねぇって人も多いんだろうな……としみじみするなどしました。何故僕等はCDを出す…何故花は枯れる……でも音楽は鳴り止まぬ……ポイズン……

さーてそれではTLで見かけてやりたくてたまらなかった推しアルバム曲プレゼン大会。見てるとそれな~~~ってなったりあ~~~それ忘れてたわ確かに~~~~ってなったりその人の好きな曲の傾向がなんとなく察せたりして面白いよね。長くなるのでこちらでやっていこうではありませんか。断腸の思いで1アルバム1曲縛りでドン。お暇な方はお付き合いください。

 

【ARASHI No.1】

「アレルギー」

まぁこの後も読んでいただくとわかりやすいと思うんですけど私は嵐が歌う「秩序のない現代にドロップキック」みたいな歌がめっちゃ好きなんですね。トンチキに見えて全然真っ当だからね。若者だから歌える歌ってあるじゃん?お行儀の悪い歌というか。けっこうドギツイこと言ってたりするんですよね。韻の踏み方とかも気持ちよくて好き。

 

【HERE WE GO!】

「Theme of ARASHI」

ここで半分近くトラックの曲ぶっこむ?って感じですけど許してくれ。いやそんな曲がアイドルのアルバムのこの並びの先頭に存在するのが天才じゃん。ファンファーレからジャズ調に乗るラップってめっちゃファンキーやん……これを「俺たちのテーマ曲」とするセンスだよね。好き。

 

How’s it going?

「Lucky man」

前に書いたので割愛したいんだけど正直嵐の曲で一番好きなので書いちゃうね。この曲の最高のところはサビあたり、メロディだけだと悲壮感ギリギリぐらいの音の運び方をしてるとこだと思うんですね。切実さをナメたサウンドで包んでお出しする感じ。そしてこれはこの後に売れに売れた男たちが歌うと強者の余裕に風情を変えるんですね。嵐がミュージカルだったらバージョン変えるとかメロディラインだけとかで2,3回は使いまわされるラインですね。俺は詳しいんだ(???)

 

いざッ、Now

「優しくって少しバカ」

個人的にシングル含めて好きな曲多すぎアルバムなので選ぶのめっちゃ悩んだ。担当贔屓目なしにしてもコレで……音数少な目のバンドサウンド系って何気にそんなに数がない気がする。もちろん幅のあるジャンルや楽器の自由さがバンド編成でないグループの良さなのですが、このテイスト好きなのでこういう曲もっとあっていい。相葉さんの声もこのサウンドに乗るとちょっと聞こえ方違うよね。作家性が出るっていうか。歌詞も良すぎる。私が中学生だったら机に彫刻刀で掘っていたので危ないところだったな(???)

 

【One】

Lai-Lai-Lai

こちらも名盤。これは歌詞が良いですね。布教という前提で言えばとりあえずすべてのアイドルジャンルのオタクに聞かせたい。「行きつく先が何処でもいいから」「生まれ変わってもこのライトの下へ」「ここが俺たちの信じる場所だから」って推しに歌われたら泣いちゃうじゃん。ブラスの音もカッコよくて好き。ちなみに「素晴らしき世界」と最後まで悩んでこうなりました。こっちも聞いてね(諦め切れてないじゃん)

 

ARASHIC

「COOL&SOUL」

またお前はそういう曲を選んで……って声がどっかから聞こえてきそうだな。そういう曲です。いや最初のストリングスの時点で優勝です。アイドルがいわば「キャラソン」としてここまで攻めた作りの曲を据えるか?っていう。ピアノが…ドラムが…ブラスが……良い……その洗練の上に乗っかるむしろ泥臭いリリックですよ。ちなみに歌っているのは可愛らしい顔をした男の子たち。最高じゃん。「Secret Eyes」と「CARNIVAL NIGHT part2」を抑えての勝利ですがこの辺どれもブラスの使い方が良いんですよね…好き…

 

【Time】

「Love Situation」

みんな大好きTime。みんな大好きラブシチュ。普段バンドとかを聞いてた人間がアイドル曲として初めて嵐をバンバン聞くようになり感じたのは「君のことが好きなんだけど君はどう思ってるんだろうな~」「いろいろ頑張ってるけど君は鈍感or何枚も上手だな~」系の、雑に言えば「男の子の片想い(両想いだとしても状況的に)ソング」がこのジャンルではメインストリームなんだなってことなんですが、そういうカテゴリの中だとこの曲が最高峰じゃないですか?切なさはほんのりの隠し味程度で、それすら楽しめるような、恋の楽しい綺麗なところだけ煮詰めて結晶にしたみたいな曲だよね。好き。

 

【Dream "A" live】

「Do my best」

誰もが本能的に好き!みたいな音と詩だけで作られててすごいなって思う。あと個人的にはこれは映像付きで見たい。MV作ってくれ。Cメロというかみんながリレーしてくところでめちゃくちゃアガッた上での最後のサビのたたみかけのところ、スネアの刻みで否応なしに縦にノらせてくれて飛び跳ねたくなる感じがすごい。あとどういう経緯だったのか知らないけど、過去リリースされた曲がテーマに採用されるっていう全オタクの夢が詰まっているので、えねちけさんにありがとう。

 

僕の見ている風景

Summer Splash!

ロディアスなラップリレーが大好物なんですよね。幼少期ケツメイシと共に育ったので……(?)桜は散るまでが織り込み済みのように、夏も終わるのを滲ませてくもんじゃないですか。これは夏の始まりの歌じゃなくて夏休みも中盤から後半のマジの夏!の歌だよね。咲き誇って散りゆくヒマワリと共に過ぎゆく夏でも笑って咲いていたい。このへんがあるからなおさらキラキラが映える曲っすね。嵐は青春の終わりを滲ませながらそれでも今がサイコーって叫べ!!と歌うプロフェッショナルなので…あっちなみに「let me down」とデッドヒートを繰り広げました。

 

【Beautiful World】

「虹のカケラ~no rain, no rainbow~」

思想信条の都合で「~~」がついているタイトルを許していないんですが(?)これさっき「優しくって」のところで言ったことと同じなんですけど、こういう楽器の自由さがバンド編成じゃないグループの有利なところですよね。民族楽器系の音って大好き。スッと入ってくる感じあるよね。「雨にぬれても星空を探す 終わらない世界で」とか好き。それはそうと~~を許すな(落ち着けよ)

 

Popcorn

「Cosmos」

なんでシングルじゃないん?????つーかなんでタイアップ入ってないん???コンペに負けたん????そうなのか????いやめっちゃ印象に残るいい曲でしょうが。歌詞、「朝のリレー」のオマージュなんでしょうが、良いですよね。老若男女誰にでもわかる良曲という感じ。「Welcome to our party」との首位争いでした。私はディズニーのショー音楽が好きです。(急な宣言)

 

【Love】

「愛を歌おう」

ストリングスと歌詞と歌声のスケール感が好きなんですよね。大河ドラマか何か。コーラスの使い方がもうこれは海じゃん。明け方の大海に向かって歌う歌ですこれは。日本海側の人間なので太陽は背中から昇るイメージです(細かいな)あとこれを1曲目に持ってくるセンスも好き。「どんな大きな声で愛を呼んだって悲しみは終わらない」とか詩もめっちゃ好きなんですよね。

 

THE DIGITALIAN

「Hope in the darkness

好き(率直)映画のラストで流れる曲じゃん。アルバムとして一番好きなのは何?って聞かれたらデジなんですけど、このアルバムを締める曲としてこれ以上はないよね。「君もここに来るのかい?」から始まる詩が分かりやすくなおかつ名文なので好きです。英語乱入してこないし。最近の歌の横文字乱入しすぎ問題。デジタルを駆使して自然を歌ってる歌なんですよわかります?生命なんですよ。希望。わかります?(その辺にしとこっか?)

 

【Japonism】

「マスカレード」

なんていうか「Japonism」の一つの解釈として、こういう歌謡曲が出てくるのがめちゃくちゃセンスとしていいなって思うんですよね。そしてめちゃくちゃ丁寧。パロディとして丁寧。これが我々の家系の血!!!というのを感じて好きです。言葉の選び方も丁寧。職人芸。こういうのって雑にやると本当に意味がないんですよね。そういうところにプロを感じますね。

 

【Are You Happy?】

「Don't You Get It」

これもブラスサウンドが気持ちいいんだな~。歌声のハーモニーとファンクが似合う。若い人が歌ったら良さが出ない感じが今こそって感じで良い。それぞれの時期に歌うべき歌がある……アルバムリード曲としてのお仕事をきちんと果たしている感じも好きです。あゆはぴってどんなアルバム?って聞かれたらだいたいこんな感じっていう曲。

 

【「untitled」】

「Green Light」

一つに絞りにくかったので思い入れ込みで。ライブで沼に落ちる前、予習にと初めて掛けてみてうわめっちゃ良いじゃん~~~ってなったので。それまで嵐?ラブソースイートですか?みたいな人間が聞いてうぉお~!ってなったのでかなり信用できる基準。パキッとしてシュッとしとるやん……って感じ(語彙力)歌詞も本当に「王者が歌う歌」で好き。歌ってみろという感じですよね。ここまでLai-Lai-LaiとかLucky manとか挙げちゃったけど、バンドとかよりもアイドルには商業的な分「勝ち負けの概念」みたいなのが色濃く存在していて、そういう指標が記号的にあるからこそ歌える歌や詞があるんだと思ってる。ひとつの物語の挿入歌。これもそういうカテゴライズなんでしょうけれど、やっぱそういうのには惹かれちゃうなと思う。

 

 

わはははは。4000字超えとるやん。Twitterに絶対収まらんやつ。というわけでここらで打ち止め。笑ってしまうぐらい趣味嗜好が出ている。ここまで読む人はまず私よりも聞き込みベテラン勢の皆様なのだとは思いますが、万が一これから嵐を聞くよって人がいらっしゃればご参考にどうぞ。今回意識的にソロを省いてしまったのですがソロも……いいんだぞ……

シンガーソングライター、ダンスやルックスましてやジャケットデザインなんかまで、万能人がもてはやされがちな今日ですが、やっぱり「作曲家:いろいろ」「作詞家:いろいろ」「編曲:いろいろ」「楽器の編成:いろいろ」なアイドルだからこそできる芸術みたいなものが、そこにはあると思うんだよな。専門家はやはり専門家だし、自由度の高さってそこは武器だよね。だからこそ彼らが歌う意味って何だろう?というところに力とコストを注げるのだろうし。そんなことを思ったりしました。

 

ご清聴ありがとうございました。それではまた。

 

 

 

推しの髪型に年始から全力

あけましておめでとうございます。サクです。本年も宜しくお願いたします。

 

連休はいかがでしたか?すでに仕事始めを終えている(始めを終えているってなんか面白いな)当方としては遠い目ですけど……相葉さん最弱王脱出おめでとう……紅白も大野丸もよかったね……LOVE……カイト早よ売って……

 

新年なのでたのしいかんがえごとをしたいと思う。景気よく行きましょう。というわけでどん。

 

推しの好きな髪型を語ろうの会

 

3次元アイドルにハマって驚いたのが「みんな推しの髪型一つで一喜一憂しすぎじゃね問題」なんですけど。えっ…みんな細か……ってなった。2次元のキャラはあんまり髪型が変わらないので……いや変わることもあるけどそんな連載で毎週違うみたいなことはないじゃん……?それができる漫画家さん描き分けの技術がすごいけど……

でも2次元的に言えばビジュというのは「作画」なのだと思えば作画が良ければそりゃ沸くよね…というのはわかる。そしてときによってブレがあることもわかる。あと流行もあるよね。髪型はけっこう、なんなら服より「なんでこんなんが流行ったん?」と言いたくなるときがある。ジャニーズの皆様の髪型は世の中のカッコよい髪型の鏡だもんな……ロン毛の時代とか……また来るのかな……来ないか……

というか冷静に大変ですよね……私は人の顔全然見ないタイプだし同時に自分の顔も全然見ないタイプなんだけど、気にする人は存在するんだもんな……いつも一定レベルの作画でいないといけないのめっちゃ大変そう。特に、私が普段会う人のお肌が荒れていようが化粧が失敗していようがクマがあろうが全然気づかないけど自分のそれにも全然気づけないように、自分が気にしていないけど他人(ファン)は気にするみたいな状況が一番面倒だよね。自分が気になるところは簡単に直せるけど、自分が特に気にならないところを改善するのは難しい……

しかし相葉さん、振り返ると髪型の変化がめちゃくちゃこまかい……オシャレさんなんだから当然ですが。つまりどんなにすばらしい髪型でも仕事が来たりもしくは気分変わったり季節が変わったりすると終わってしまう……あまりにも儚い……できれば髪型変える前に等身大でそのまま蝋人形みたいな感じでこの世に残していってほしい。怖いか。怖いな。今なら3D全身データ化とかもありです。どうですか(どうですかとは)

それはそうと、推しについてこのときはすごく良かった、これも良かったみたいな話をするのってとっても楽しいよね。しかも別に選ばれないときが悪いわけでもなく常に良いけどその中でイチオシはこれって話ですからね。弱小校と強豪校比べてるとかじゃなくて推しってだけで常に決勝リーグだから。玉石混交の玉しかないみたいな話だから(落ち着いて???)

というわけで、私が楽しいだけの超高級どんぐりの背比べではありますが、新春の暇つぶしにどうぞ。

 

※新参のため、新しいものが多いです。
※ノー画像です。語彙力の限界に挑戦しています。MV集見たりフォトケース引っ張り出したりはたまたググったりで各自で対応を宜しくお願いします。

 

 

・untitled期あたり(具体的に言うとアルバムのジャケット撮影期)

黒髪 後ろ短 前髪長め右わけ

 

親。私が初めて会って沼ったときのすがたなので親だと認識しています。ぴよぴよ
冷静に考えたんですけど、茶髪や金髪!なんかよりも黒髪ストレートこの丈でこの歳の男性って逆にちまたにほとんどいないというか、シャバに生きる常人にはできないやつじゃないですか?2次元のクール系イケメンの髪型的な。ナチュサボンさんがスーツ着てオフィス街にいたとしてもそれはもう絶対カタギではないじゃん。
個人的にこの髪型サイコーの瞬間最大風速が来たときは、しやがれデスマッチももクロちゃん回の「おじさんはやるなー!」のときの左側から撮ったときのカットです。相葉さんの角度的なメカクレが好物なのでカメラさんには積極的に左からのショットを狙ってほしい。

 

 

アオゾラペダル期あたり(正確に言うとそのちょい前のAの嵐とかやってた頃)

暗め茶髪 ショート

 

本当に短いやつ。基本的に短髪クラスタなので……襟足の長さと子供の憎たらしさは比例するって銀さんも言ってた(?)
これはね、耳の軟骨ピアスとセットですね。全くリアタイできていないのでぜひ今の感じでも見たいけど、そうすると本当にいつかのGACKTさんみたいになる気もしなくもない。手足と首の長さがめちゃめちゃ目立つ感じが好き。ほどよいやんちゃ感がある。シンプルなのでシンプルに顔が良いのが目立ちますね。
ところでついでに話をしますけど軟ピ(ヘリックスって言い方であってます?)本当に天才だと思う。位置が良い。やんちゃさとシンプルな上品さとフェミニンさと男っぽさの塩梅が良い。なんで一発目であそこいったんですか?理由のソースありますか?2次元育ちの人間は機能性など知らぬ!みたいなアクセサリーが大好きなので、業界の皆様におかれましてはもっと相葉さんにガンガンとアクセを盛っていく方向をお願いしたい。贅沢搾りさん、その調子です。いまどき穴開けなくても大丈夫なやつもいっぱいあるので何卒……何卒……

 

 

・Are you happy?期(具体的に言うとDon't You Get ItのMV撮影期)

明るめ茶髪 後ろ短め 前髪短め ゆる右わけ

 

親はあんたいとる期だけど個人的な彼のベーシックのイメージはこのへん。ちょっとムラがあってメッシュっぽさのある茶髪が好きです。というかたぶんですけど相葉さんは赤っぽい茶髪よりアッシュに傾いた茶髪のほうがなじむ感はある。丸っこくてぽふぽふやわらかそう。
相葉さんの特長は人類のお手本のような形状をした後頭部だと思っているのですが、つむじがちょうど良い高めの位置にあって、そういうのもマジで人類のお手本だなって思います。そこからストンと骨格に沿って落ちてくる感じ。髪の流れすらも素直。結果的にすっきりしつつも、まるっとして大変にお可愛らしい。
相葉さんってたぶん分類的には丸じゃなくて縦長の楕円形の顔なので、上にボリューム出すより短髪にするとバランス良くていいなって思います。襟足も短いと首の長さが映えて良い。良い。

 

 

・Calling/Breathless期

黒髪 後ろ刈り上げず 前髪長め 右わけ

 

波多野卓巳先生は第2の親。ドラマよりちょっとボリューム落とした感じのこの2曲撮ってるあたりの髪型めっちゃ好きです。
さっきのあんたいとるのときにも言いましたけどなんだかんだカタギの男性には難しい髪型というか。ストレートでこの長さと質を維持できるというのがイコール気をめちゃくちゃ遣ってる人ということなんでしょうね。そしてそのぐらい気を遣う人で髪型自由な職場、例えば美容師さんとかだといっそカラーやパーマ入れちゃうんだろうな。黒髪ストレート長め三十路男子の貴重さよ……
女子でも案外ショートボブって面倒ですよね。ちなみに私は波多野先生よりちょい長めぐらいをベーシックに生きているのですが、たまに朝から大事故になるので忙しくてもきちんと感を出せる波多野先生はすごい。
ついでにこのもみあげちょい長めは耳にかけたりするバリエーションもあるのが良いところですよね。耳にかけることで男らしくなったり逆に色っぽいフェミニンな印象になったりするのが面白いところ。あと顔が小さくエラが張ってないから躊躇なく耳にかけても大丈夫だもんね。そういうの隠すための逃げのもみあげではないからね(逃げのもみあげとは)

 

 

・今 (2019紅白期)

茶髪 後ろ短め 前髪長め右わけ

 

んまぁ~~~~なんだかんだ言って今。今ですね。ふわふわしててかわいい……わんこっぽさと女優さん感がほどよくミックスされている感じ。トップからは長めで、下の方は短く刈り上げる感じにするやつ好きです。ウェーブのかけ方次第でいろいろ。
なんていうか、このぐらいの長さにして爽やかに見えるのって才能だと思う。どんな人間でも髪を短くすれば爽やかになるので(例:高校球児)あらふぉーでふわふわさせてて大丈夫なのってすごいなって。通ったあと絶対いい匂いしそう。

なんだかんだ5本の指には「現在」が入ってきちゃうんだろうなと思う。これからも。相葉雅紀はいつだって昨日より今日が、今日より明日が美しいので……

 

いやぁ~楽しかったですね。好きな人の髪型についてだけで三千字オーバーできるのがオタクの良いところ。好きなものの話はする方も聞く方も健康にいいのでぜひ皆さんに考えて欲しいですね。本年もこんな感じでフルスロットルでいきますので宜しくお願いします!!いい年にしていきましょう!

人生の食べかた【慶事に寄せて】

今日も会社に行きました。ほめてください。会社に行った皆さま、偉いぞ。

どうも、サクです。

 

端的に今回の件で思ったことの話をします。色恋沙汰の話も今後のスケジュールに関しての話題もほとんどしません。すげぇ抽象的な概念の話だけど読んでもいいぞっていう方だけお付き合いください。

 

まず全然関係ない話から入って申し訳ないんですけど、そのうち回り回って戻ってくるのでちょっとだけ耐えてください。私はいわゆる二次元畑のオタクなんですが、特に少女漫画っていうよりは少年とか青年の、アクションとかバトル、戦争ものとか、ズバリ言うと人がバンバン死んだりするようなやつが好きなんですね。身も蓋もないですが。あと暗い話や、ちまたで地獄呼ばわりされてる世界観の作品を主食に生きています。

 

だから必然的かもしれないんですけど、推しの死に目によく合います。その率はわりと高く、死臭がする男しか愛せないんじゃないかという疑惑もあるレベルなんですが、やっぱりめちゃくちゃ悲しいし辛いわけですよ。当たり前だけども。

 

でもなんでそんな人がバンバン死ぬみたいなフィクションを読んだり視聴したりしてるかって、そうやって悲しんだり辛かったり推しのために憤ったり、そうやって心をめちゃくちゃにするのが面白いからなわけです。二人は幸せに暮らしました、ハッピー!とかお腹抱えて笑えるギャグとか、うるわしい愛や友情や感動的なもの、そういうのだけがエンターテインメントじゃなくて、モヤモヤすること、納得がいかないと思うこと、胸が痛むこと、邪悪、そういうもので心を動かすのもまた一つのエンターテイメントだと思うんです。

 

だから私は自分の推しが死んだり苦しんだりすると、めちゃくちゃ悲しいし苦しいけど、同時にそれもまた彼を愛する醍醐味だと思うし、その最期の素晴らしさをひたすら読み返したり、回想したりします。

 

はっきり言って、推しの死で遊んでいます。楽しんじゃってるわけです。つらいけど。涙を流しながら、でもそれを楽しみに読んでるわけです。このフィールドではそれが許されています。それはフィクションだし、さらに一応は作者もなんらか(それは物語の面白さや盛り上がりや、または展開の都合)のために彼の死を用意しているので、楽しみ方として完全に間違っているとは言えないわけです。ただ、おなじ享受者の中にはつらい!もうこの話は読まない!もしくは私の推しの死を面白がるなんて許せない!という受け止め方をする人もいるので、そういう人をTPO的に思いやるのは忘れないようにしたいよな、と思いながら推しを玩具にしているわけです。

 

翻って、3次元の推したちについて考える。こういう話題についてでたいてい「彼の人生だから」みたいな定型句が出てくるし言いたくなるけど、そこで止まらずに考えてみると、そもそもこの国のアイドルというものが、人生を切り売りする商法を取っているのではないか?私はそれを享受して推しの人生で遊んできたのではないか?という疑問にぶち当たります。それが良いとか悪いとか正しいとか間違っているとか置いておいて、事実として。システムとして。

 

そんなことない!私は違う!という人がいたら本当に?ってちゃんと胸に手を当てて考えてもらいたいんですけど。人の顔の肢体の造形にコメントさせて、収録外でさえメイキングやオフショットという形で売って、私生活や思想を尋ねて文字にして、交友関係を公開させて、それを何年も何年も繰り返させて。チームによっては身体的接触も含む。属人性が高く代替が効かない。どう考えたって「彼らの生む成果物を売っています」っていうスタイルのビジネスではないですよね。彼らそのものを売っている。

 

例えるならハンバーガー屋に行ってハンバーガーを手で掴んで食べようとしたら「うわ、あいつ手づかみで物食ってるんだけどwwww」って笑われるみたいなもので、たとえ食べ物を手づかみで食べるのが普通はルール違反だろうと、ナイフとフォークで食べたほうが衛生的に良かったとしても、逆に手で食べるのが義務付けられているわけでないにしても、もしも店が手で食べられる仕様で販売しているのならそれを笑うのはナンセンスだろっていう話ですよ。ハンバーガーのより良い食べ方は何かってのはそれとは全く別の場所で議論すれば良いことであって、とやかく言われる筋合いはないってことです。

 

で、お前はどうなの?って聞かれたら、私は正直に、はい、私は推しの人生を消費していますと答えるでしょう。私は推しの顔が好きで、歌やダンスや演技が好きで、ちょっとした仕草が好きで、言葉が好きで、そこから見える思想が好きで、性格が好きです。嗜好が好きです。挫折や病も含め、生まれてから今までのストーリーが好きです。身長とか体重、出身地や血液型なんかのプロフィールも好きです。彼を取り巻く人間関係も大好き。これはもうごまかしようのない事実です。私は彼の人生を好き勝手に楽しんでいる。おもちゃにしている。

 

そしてそれらは、別に賛同やハッピーとはイコールではなくて、ここは自分と考え方が違うなと思うところであったり、「そういうとこだぞ」と言いたくなってしまったりするところも含んでいたりするのですが、それでモヤついたり、一緒に悲しんだり、心中を慮ってしんどくなったりすることも私は楽しんでいるのです。

 

アイドルというのは、少なくとも現代の今この時代では、「人生で遊ぶことが一定程度許されている人間」と定義されうるのかもしれません。例えば隣の家の人や職場の同僚なんかと比べたら確実にそうです。商業的である以上、市井の人をネットでリンチしたりする「遊び」よりは健全だとは思います。「一定程度」がどのぐらいなのかは見解が分かれるとは思いますが。

 

今回のことで私が思ったのは、自分が推しの命で遊んでいることを忘れないようにしよう、というのがひとつ。それから、私が推しのことで悲しんだり、寂しくなったり、悩んだり、しんどいな、と思ったりすることも全て推しがくれたエンターテイメントであるということでした。例えば推しが自分の人生で直面していることに対して悲しい、と思い、その様子を見た私が同様に悲しいな、と思ったとしても、その2つの重さは全然等しくなんかなくて、どうあがいたって私にとってそれは自分の日常を彩るコンテンツにすぎないのです。

 

だからせめて、目を背けないでいたいなと思いました。あちらが人生を投げ出してくれて、それで一度遊んでしまっているのだから、こちらも性根を据えて消費しきらなければならない。今から遊ぶのを止めるのは無理です。申し訳ないけれど、これは自分の弱さだけれど、それはできない。それならせめて、いただきますを忘れず残さず食べてごちそうさまを言うように、真面目に誠実に自分が消費しているものと向き合いたい。その過程がちょっと苦くても辛くても、どうせそれもエンターテイメントです。全力で味わわなければ失礼だ。推しが原因で自分に沸き起こる感情を、乱暴にスルーせずちゃんとひとつひとつ見つめたい。

 

それだけ自覚できていれば、なんというか、間違わない気がするんですよね。ここで言う「間違う」っていうのは、自分のこころが自分で手に負えなくなることです。自分が何をしているか、それから自分の感情の重大さやサイズ感。それを見誤らなければ、たぶん後悔しないし、人も自分も傷つけたり恨んだりする羽目にはならないと思う。

 

あちらをどうこうすることができない以上、何かの対処ができるのは自分に対してだけです。以上が今回のことで私が私に行ったアップデート内容です。こんなことを綴っているのも、私なりの彼らの消費法なのでしょう。楽しんでます。自分の人生だけ生きてたらなかなか味わえないですよ、こんな気持ち。

 

あえて露悪的に言うのなら、毒を食らわば皿まで、というような気持ちですが、これからも、お金はちゃんと払います、ルールを守って、人に迷惑をかけず、めいいっぱい楽しみ尽くしますので、どうかあなた方が幸福でいられる範囲内で、あなた方で遊ぶことを許してください。何卒、宜しくお願いします。

 

以上、長ったらしい懺悔でした。ご清聴ありがとうございました。

 

【All the BEST!! CLIPS 5x20】MVっていいな【感想】

ご無沙汰してます!!サクでございます!!

お休みだ!!!!というわけで私はキャッキャしながら5×20MV集を見ています!!サイコーの週末か???

5×10のクリップも見ているし最近のとか手に入れた分とかはもちろん見たことあるんですけど、やっぱり揃うと壮観ですよね。順番に見ると個々人の変化もよくわかるし。あと画質が良い。画質が良くて思わず笑った経験とか初めてだよ。技術革新。

ついでにこれは5×10の時点でも思ったけど書くとこなかった感想なんですけど、「おお…全部に全員が映っている……」という。いやアイドルのMVなんだから当たり前なんですが。ちまたの歌手やバンドのMVってけっこう本人いないのも多いので……逆に新鮮みが……

あとほんとに男の子アイドルの衣装って制服とか軍服みたいに揃えないんだなっていう……夏疾風の高校野球版がちょっとおっ!って思うのってそれだよね。スタイリストさんって大変だな……

それと円盤の装丁(?)が良い。個人的には嵐陣営のアートワークを全面的に信頼しているんですけど今回もさいつよじゃんね……化粧箱とかじゃなくて個々の印刷で良い紙と面倒な印刷に振ったって感じでプロの仕事だ……あとこれは展覧会も含むテーマですけど20年をただの経過じゃなく道のりと捉えてるところもいいよね…

 

というわけでちまちまお気に入りのMVの感想とか思うところとかを書き留めておこうかなと思います。

 

そもそもMVとはなんぞや。ウィキペディア先生によりますとミュージックビデオ:宣伝や芸術目的で制作された、曲とイメージを統合した短編映画である。とのこと。ちょっと前までプロモーションビデオ(PV)って言い方のほうが多かった気がするんですけど、もしかしたらYoutubeとかニコニコ動画とか「プロモーション」目的ではなくても音楽と映像をセットで楽しむ習慣ができてきたからかなぁとか思ったり。もう曲の評価が映像も込みになってくるっていうか。あっそうそうYoutube進出おめでとうございます。公式動画ゴリ押し妖怪に俺はなる。

 

というわけで曲とイメージを統合した短編映画なわけですよ。できれば曲のイメージとぴったり、もしくは新たなニュアンスやメッセージを足してくれるようなものを見ると個人的にはこれこれ~いいよね~って思っちゃう。推しの顔が良いのはともかくさ。いや推しの顔はいつでもいいんだけどさ。

 

そんなわけでどちらかっていうとそういう観点寄りで、気ままにいきます。当時のコメントとかメイキングとかインタビューとか見てないものが大半なので、的外れな部分が多々あると思いますが、お暇な方はお付き合いください。

 

 

『言葉より大切なもの』

 

好きなんですよね……何がすごいってこの溶け込み力。街の人が出てます系MVってどうしてもちょっとシラけがちみたいなとこありますけど、このさりげなさ。いや、どう考えてもこんな顔の良い男の子達がそのへんの商店街にいるわけはない。乾物屋の前におばさまと立ってる相葉くん、服の丈感とかもひっくるめてどう見ても2次元。ちょっとすさまじい。でも全景で見たときにはそこまで「浮き」を感じない。ついでに一緒に映っている街の皆さまも全然取って繕った感じと浮かれてる感じがゼロなのがすごいとこだと思うんですよね。

理由の一つにはカメラにアップで映る彼らが特に笑顔ではないというのがあるかもしれない。面白いのはその隙間に破顔しまくりのロケバスが挟まるところですよね。どちらもあんまり意図的に「アイドル」としてパッケージ化された顔してないっていう、そういうところがこの商店街と彼らを地続きにさせているのかしら。当たり前のようにやってるけどカメラに笑顔向けるのって特殊技能ですよね。

あと当時はハンディのカメラと定点で撮ってるカメラにだいぶ性能差があったよなって思い出させてくれるけど、この粗めな画質も商店街の背景も、今になって見るとかえって映像をグンと感傷的にさせてくれるよね。サイレントなのに、おしまいの合図のように最後に戸を閉める音だけが入るところとかまでお見事なのでした。この頃の二宮くんの髪型が好き。

クソ長いな。いきなりフルスロットルじゃんか……

 

 

『Lucky man』

 

Luckymanが好きすぎる人なんですけど、この曲の価値って多少の「悪趣味さ」「毒っぽさ」にあるよなぁって思ってて、MVもかなりそっちに振ってるなっていうところ、解釈が合うのでめちゃくちゃ好きです。

おるなしのアレは単純にライブハウスのモッシュだけど、こっちの冒頭のやつはなんかこう、悪意の匂いを感じるんだよな。それを客観視して理解しながら、それでもあの世界で踊り続けるんだなぁという。

しかしギラギラした衣装に身を包んで水を跳ね返しながらガムシャラにステップを踏む子ら、顔がいいな…翔ちゃんとかすごい……大野さんのちょっとぽやっとした感じがかわいいしアクロバットも良い……相葉さん女の子じゃん…顔と華奢さが女の子なのに盛大に腹チラすることをいとわないので脳がバグる。好き。

 

 

『WISH』『Love so sweet』

 

この二つの共通項って花男の……っての以外に、MVが『5人が誰かの恋を見守る』ってシナリオになってるところだと思うんですよね。三人称っていうか。どっちも曲は二人称なのにね。

でも「街に愛の歌流れ始めたら」と背景描写から歌いだすように、「こんな好きな人に出会う季節二度とない」と「季節」という言葉づかいをしているように、どっちも「俺とお前」よりちょっと広い空間の話をしている。その空間を作っているのが嵐、というスタンス。

なんつーか、この世界はあらゆる「俺とお前」が同時多発してるわけですけど、別にさほどドラマチックでなくても見ててくれる感じ? そういう嵐のテイストって好きだなぁと思いますね。私はそういう描写が好きすぎてドキュメント72時間で毎回泣ける人間なので、ラブソーはラスサビinした広場の風景が映るとこで毎回泣きます。(涙腺激弱か?)

あと友人がつべでラブソー見て「この頃の松潤の顔のまろみが良い」って言ってたので5千兆回ふぁぼった。まろみ……わかる……

 

 

マイガール

 

こいつら……兄弟になりおった……人体錬成とか禁忌やろが……という話は置いておいて。この時のビジュ総じて好き。

MVって個々のリップシンク+イメージ映像+ダンス(or引き5人)とかを組み合わせて構成するのがまぁありがちパターンなわけですけど、これは2番サビまでがっつり芝居だけで見せるのが効果的だなって思いますね。2番サビでやっと来るリップシンクで皆が1列横並びで、引きの絵が多めなの、ここまでがっつり兄弟としての彼らを見てきたのでなんか家族写真みたいな感じがしていいよね。

俳優5人集めてきてるので説得力がすごい。特筆すべきは相葉さんで、私ずっと前から彼には瞳のハイライトのオンオフ機能があるって主張してたんですけど、今回はずっとオフってて、最後の表札付け直すシーンでやっとオンになるんですよね。しかも付け直す間にオフ→オン→オフ→オンってするからな。最後の振り返って家へ戻っていくときの溜め方と勢いもすごい。あの表札を付け直すシーンでこの曲の主題1曲分をやっちゃってるのである。つよい。

 

 

Face Down』『P・A・R・A・D・O・X』

 

とにかく非実在性の佳い男をカッコよく撮るぞ!という気合を感じるので好きです。こんな話するの本当に恐縮ですけど、私の2大「これMMDで見た!!!」やつ。(ピンと来ない人は流してください)。いや筋で言えばこっちが本家なんですが。なんつーか「カッコいいもののパロディ」を浴びて育ってきているので、実際にカッコいいものを見ると、おぉ人間にはこんなことができるのか……と思うし、そのカッコいいの源流とか理由を探したくなりますよね。椅子に座ってるだけやぞ……でもカッコいいよねわかる。なんでだろうね……ありとあらゆる全ての推しをああいうその人に似合う椅子(似合う椅子としか言い様がないよね)に座らせたい……できれば黒くてタイトな服をお召しになっていただいて……

あとパラの方、個人カットの縦割りもアニメでよく見るやつですよね。他であんまり見ないのはなぜなのか……カッコいいね……

FaceDownはみんなちょっとオラつきがありますけど、よりセクシャルな内容のはずのパラの皆が、総じて女の子みたいなやわらかアンニュイさがある気がしてそれが逆にこう……クるものがあります。

ロゴ入り収録するなら今の技術でもっとなんとかしたの入れてくれと思わなくもない……

 

 

『Calling』

 

ラストホープこじらせマンとしては書かずにいられなかった。そもそもラスホのOPが十分良いMVなんですけど、いいよねCalliing(素)。

なんかまず途中のアップのカットが四角い窓からこっちを見てるところとか、「ガラスの向こう」という感じで好き。セットとか色使いとか陰影もいいよね。あとオタクなのでイケメンに風が吹いていると無条件にいいなって言います。

推しの話をしますが、相葉さんってああやって片側から光をぶち当てると非常に映えるお顔立ちをしてらっしゃいますよね。鼻の起点高いせいかな…あと前髪が良い仕事をしている。顔の小ささに対しパーツが大きくて配置が綺麗だ……ひらひらしたお洋服もありがとう……

あと椅子に座ったところに手が伸びてくるやつ、波多野卓巳のモンペなので「搾取…」「救世主兄弟…」とかぶつぶつ言いながら泣いた(厄介)

 

 

『Endless Game』

 

あんまり言及されてるの見ないけどめっちゃ好きです。この曲って基本的にチャート1位を狙える範囲内で限界まで人を落ち着かなくさせるようにあらゆる音を配置しました!みたいな曲ですけど、MVもそうで、人間は動きがあるものの中に静止してるものがあると不安になるしその逆もしかりだし、統一感がないものが現れても不安になるよね。温度差ですよ。不穏さは暗闇に宿るのではなく見慣れたものの中に宿るのだ……

一言で言うと「極彩色の不穏」というような曲とそれが具現化したMVだと思うんですけど、ドラマもそういう話で合ってます?

あと5人がコンクリ壁にもたれてこっち見てるところ、バランスとシルエットが完璧だよね。色彩設定のせいで怖いほど白い相葉さんの腕が眩しいぜ……静止画で売ってくれ……いやたぶん当時売ってたんだろうな……いいな……

 

 

『Sukura』

 

これもMV見たほうが趣旨がわかる曲って感じで好きです。後ろの大樹って終始枯れ木だよね。ラストのカットもあれって大量に花びら落としてるところにプロジェクションしてる状態かなって思ったんですけどどうだろう……。世の中に桜ソングは大量にあるし毎春のように特集があったりするけど、やっぱり嵐からの代表は「サクラ咲ケ」の方になっちゃうんだろうな……出会い別れレベルじゃなくて生と死の話をしてるやんけ。重い。

正直、先に曲を聞いてほうほう生と死の話をしてるのね、なんていうタイトルだろ…Sukura…? ほぅ…? みたいになったので、MVの意味はでかいなと思います。歌詞に出てこないもんね。「花」だもんね。日本人なのでそれはイコール桜なんですけど……

終始目線が合わずに背中合わせ構図なところも好きです。あとこの頃の前髪重め目力1割オフみたいな潤くん好きです。

 

 

『I seek』

 

1月某日の後、私が今の気分にはこれだ…と泣きながら見たMVなんですけど、やっぱあの風情とコンセプトが好きなんですよね……5人が5人しかいない部屋に居て、そこは小さなパーティーで、嵐の曲が流れていて、ふざけたり笑ったりしてて、最後に窓のカーテンが閉められたとしても、その向こうでパーティーが続くことを我々は信じていられるのだ……いろいろ越えた大人たちのHappinessという感じがしますね。

相葉さんこの頃には完全にえっちなお兄さんへの進化を遂げてらしてすごい(感傷を返せ)綺麗に歳を取りましたな……

 

うう……きりがないのでこのへんで締めますけど、まだまだ好きなのはいっぱいある……ちなみに衣装大賞あげるなら『まだ見ぬ世界へ』後半、かな……いいよね……

 

結論から言うとうん…MVって好き……そしてみんな素敵に歳を取ったな……若さも大事だけどそれだけじゃない……

あと「イケメンの髪型」は時代による変化がめちゃでかいこともわかりますね。今見るとそ、そうだったな……あったわこんな時代……みたいになる。美意識って絶対評価じゃなく文化で変わるよな……

 

なんてったって曲とイメージを統合した短編映画なんですよ。短編映画。やっぱこう、腰据えて見ないとやなって我が身を振り返りましたね。そりゃ推したちの顔が見られればとりあえず万々歳ですけど、やっぱこう、作品なんですよ。

私はよく嵐のライブみてると「これリアルタイムMVなんだな……」って思ったりしますけど、MVだと本人たちとは別の監督さんとか演出さんがいるのがけっこう価値なんじゃないかなって思うときがあります。どっちのほうが結果的に良いものができるかとかは置いておいて。総合芸術だよね。写真もそうだけど、良いかおをする役者と良い腕のカメラがいて良いセンスの取捨選択がされて最終的に我々の前にやってくるんだなぁ。それを20年もやってるなんてすごいなぁ、とそんなことを思いました。あらゆる人の20年……万物にありがとうじゃん……

 

そんなわけでこのお値段でこのお得感、すごいですね(急に通販)すごく良い買い物をしたので、ひたすら見ようと思います。クッソ長いな……ご清聴ありがとうございました。

疲れたオタク、推し活で夏に勝つ

はい!ご無沙汰しております!サクです!

みなさん!夏休み、お盆休みを楽しんでいますか?

 

私ですか?お盆休み?なにそれおいしいの?ってやつですね!余談ですが、お盆は休み?って聞かれたからHAHAHA暦通りですね!って答え方したら先方に14~16日が休みだと思い込まれてたんですけど、今週ってそんなにみんなナチュラルに休みなん?マジで?

 

というわけで私は猛暑の中、身も心も大変に疲れております!こんな日々を乗り切れるのも、推しが鏡より太陽よりも輝いているから!サイコー!24時間テレビ楽しみ!ヒャッホー!

 

そんな日々の中強くなる、嵐を推しててよかった!嵐を推してなかったらたぶん干からびて死んでる!という思い!

 

そんなわけで(どんなわけで?)今回は少々趣向を変えてですね、私は今めちゃくちゃ感じている、「心と身体が疲れた2次元ジャンルオタクへの嵐及びジャニーズのすすめ」を!つづっていきたいと思います!ジャニーズ?なにそれこわい…だった2年前の私と同志諸君にささぐ!いつも読んでくださってる生粋のジャニヲタの皆さまにおかれましては、何かよくわかんないことも言ってるでしょうが、良ければ夏の暇つぶしに使ってください。暑さに浮かされて書いているのでいろいろとアレですがあたたかくお見守りください。

 

 

まぁ私がいかにして沼へと蹴り込まれたかというのはこちらをお読みいただくとして、

 

knzksk.hatenablog.com

 

 

とりあえず箇条書きにして心と体が疲れたオタクへのメリットをつらつら書いていこうと思う。

 

 

・推しの摂取に必要な労力が低コスト

 

まずはこれです。推しを摂取するための燃費がめちゃくちゃ良い。例えばですが私、そんなにソシャゲが得意な方ではないというか、割と苦痛を感じてしまうタイプなんですけど、そういう人間は疲労すると真っ先にこの「摂取手段」が死ぬ。これが痛いんですね。あと漫画や小説もマジで体力が死ぬと開けなくなってくる。そもそも発売日が脳から消える。というか書店が開いてる時間に買いに行けない。アニメも深夜が多いし地方はやってないので配信探したりするのがしんどくて溜まり更に気力が落ちる。人間やりたい見たいときにそれができないと死に至ります。そして死。死。

 

その点ですね、この沼、効率が良い。もちろん二次元の推しの画像をただ見るだけだってMPは回復するんですけど、払うコストと得られる効果が抜群。私は今、帰宅してリモコンをぽちっとなすると即円盤(今はアラフェス2012)が流れる状態になっているので、その前で布団に横たわるわけですね。そうするとなんだかきれいなおべべを着たきれいな人がきれいな音楽とともに目の前でちらちらするわけです。きれいなおべべを着たきれいな人がきれいな音楽にのせて踊っているのを見ると気分が良くなるというのは人間の仕様です。だいたい竜宮城と一緒。

 

あとなんなら職場でずっと点いてるテレビで推しが鶏肉を焼いているのを見ることが出来るのも大きいですね。サブリミナル推し。

 

 

・推しの更新頻度が高い

 

これです。2次元のジャンルでここに勝てるのってあんまり思いつかない。とにかく新規作画の量がすごい。

推しの更新が続くジャンルってあんまりなくて、私もメインジャンルが最後に更新されたのいつだっけな……みたいな沼で大昔の推しを愛でたり自分で粘土をこねてジェネリック推しを作ったり人のジェネリック推しと交換したりしてなんとか生きてるんですけど、やっぱり新しいことがあると心ってぴょんぴょんするじゃないですか。もちろんスルメ噛み締めてるのも落ち着いてていいんだけど、心がぴょんぴょんすると人生楽しいし明日も会社に行ける、みたいなところあるじゃないすか。あとジャンルって底から清水が湧いてる池みたいなもんで、水が湧かなくなったら気を付けないと途端に池が淀むというか、オタクが変な方向へ行きがちになるというか、とかく住みづらくなりがちだよね……(最近ホームグラウンドで何かあった目をしている)

加えて言うと情報の更新頻度のわりに「急展開」みたいなものは少ないので、疲労したオタクの心臓に優しいです。ほら、週刊少年ジャンプ連載中作品とかに推しを持っちゃうと新情報が得られるのは良いけど推しの生死が毎週毎週気になって夜も眠れない、みたいになることもあるじゃん?この沼もそういう案件無いわけじゃないけど……あくまで頻度の割にで言ったら低確率なんで……

 

 

・オタクの界隈が広大

 

これは本当に感覚ですけど、多くの2次元ジャンルとオタクの数が桁違いです。それお前がどマイナークラスタなだけだろって気もしますが、分母の小さいジャンル、もしくはその中の担当で更にカテゴライズ分けをしちゃうと、すごく狭い世界でオタクをすることになるじゃないですか。ちなみに私はその推しについて話してる人間全員相互フォロワーかつ顔見知りみたいになったことがある……せまい世界……

そういうのってすごく楽しくもあるんだけど、やっぱりちょっと疲れるときもあるというか、というか身体が疲れたときにしんどくなるんですね。なんか妙な義務感みたいになるときもあるじゃん……あ……○○さん更新してる…読みに行かな…行かないと…ぴぃ……寝たい……ごめんなさ……みたいな。

その点、めちゃくちゃ広大な世界にいると、まぁこんなに人がいるんだからあんまり私のこと気にしてる奴もいないだろ的な、そういう気楽さがあります。疲れたらお休みしててもまぁ…そもそも誰も見とらんだろうし…的な…。あとこんだけ広いと誰か1人ぐらいは良いじゃんそれ!って言ってくれる人が現れる確率も高くなるわけで……。あ…読んでくださってるみなさんいつもありがとうございます……あたしゃ幸せなオタクだよ……

 

 

・出費の予定が立てやすい

 

オタクと財布の問題は切っても切れないわけですが、この沼はそのへんの予定が見えやすいなと思っています。少なくとも「明日CD売るんでよろ」みたいなことにはならないじゃん?「明日から○○ピックアップガチャ」はあるけど……

TV番組もちゃんと告知があるし、ツアーや円盤もだいたい予定がつくし。疲労したオタクにはこの辺の「いつに何があるはず」がぼんやりでもあると生きやすいみたいなところあります。

あと金を出せば基本的に物が確実に手に入るからそこも予定が立つじゃん?160円で推しのSSRが手に入るじゃん?ツアーとかイベントも回数の限りが見えやすいからなんとなく見えてくるじゃん?映画とかって上映期間とか回数が見えにくいからさ……そのへん出費の予定が立ちやすいから、逆にかけどころにもちゃんと思い切ってかけられるのでそこがいいなって思います。マーリン来ません。

 

 

・やさしい

 

これは見目麗しい男性たちのわちゃわちゃをこよなく愛するオタクとしての話なんで薄目で見てほしいんですけど、そういうオタクにこの沼すごくやさしい。もう構造が何かしらのクソでか感情の矢印が発生するような形にできているし、それが「たぶんここにはある」ではなくインタビューとかでことあるごとにちゃんと明文化されるやん?やさしい。ソースは私の心の中にある…とかじゃなくてTVガイドの〇年〇月号〇ページにある。やさしい。

そして全てが見目麗しい男性たちのわちゃわちゃの範囲から出ることは基本的にない(急に殺し合ったりしないし結婚したりもしない)ので疲れたオタクのおなかにやさしい。消化に良い。いいんだよこういうので…って孤独のグルメ顔になる……ねぇすげぇわかる人にしかわからない文書いてない?申し訳ねぇ……いつも推しが命と人権の危機に晒されてる国から来たもので……

 

 

・参入のハードルは低い

 

いろんな入口でこの沼にハマる人はいるでしょうけれど、今までオタクというものと縁遠かった人が落ちました、というのよりも確実に我々にはオタクとしてのリテラシーがあるじゃないですか。それってもちろんジャンル個別の事情はあるとはいえ、根本のルールは変わらないじゃないですか。

オタクのすることは基本、見守る、讃える、金を出す(MTK)ということに尽きるわけです。それにまつわるノウハウとかツールの使い方とかのエトセトラも、それほど大きく変わりはしないわけです。数多の黒歴史、若気の至り、学級会、炎上、推しやコンテンツの死、それらを踏み越えてきた屈強なオタクはどこの戦場でも強く生きていけることでしょう。たぶん。とりあえず初心者はまずROMって堅実に生きていけば先輩の皆さまみんな優しいし温かいし……いつもありがとうございます……

 

 

・対外的なストレスが比較的少ない

「有名人だと誰が好き?」「どんな人がタイプ?」「へぇ、漫画好きなんだ。何が好きなの?」という、その場を一瞬つなぎたいだけになされる、譲れねぇ推しを持っている人間にとって地雷質問が、この人間社会を生きているとよくある。そして夏場の飲み会や異動の歓送迎会などでは本当によくあります。私はいまだに3つめの問には全く答え方が見つかっていないのですが、とりあえず前2つには「嵐だったら相葉くんが好きですね!」で対応することにしており、今のところ特に不都合が発生してないです。ハマったメリットのひとつ。ここでどうでもいい嘘をつく必要も人に気を遣わせる心配もない。これがすごく楽でしたね。

問題としては「嵐」がだいたい「ワンピース」と同じカテゴリになってしまっており、これもしもこの飲み会の場に未来のソウルメイト・オタクがいたらどうしようかなっていう懸念はあります。分かる人には分かる暗号がほしい。

あとほんとに「どんな漫画が好き?」への答え方がマジでわからないので誰か良い案をください。

 

 

・楽しみが応用できる

 

推し活はいままでの蓄積ですので、今まで見てきたフィクションが多いほど楽しみが増えます。そしてこのタイプの楽しみは時間と体力と金を必要としません。ちなみに私は先日、あんスタの各ユニットに歌わせたい嵐の曲を考えていたら1日の労働時間が体感1時間になりました(真面目に仕事しろ)めっちゃハピネスやん。

あとこれは体感できる範囲での話なんですけど、「箱推し」が割と推奨されるカルチャーを持つグループのほうが水が合う感じがしてその点も今わりとハッピーな理由ですね(最近リアルで別後輩Gのオタクの群れに入る機会があり痛感)。2次元でこのキャラにしか興味ありませんみたいなことあんまりない気がするので……みんなを愛したい……流星隊にはBolero!……

 

 

そんなわけで、私はいくらそれが嵐の歴史としては遅いタイミングだったとしても、この歳で、一番私に必要なときに好きになれて良かったなって思ってます…

なんか好きなものが義務になったり負担になったりするのはちょっと本末転倒だなって思うし、幸いなことに嵐の皆さまはできる範囲で好きなように推せばいいって言ってくれるし、ありがたくそのお言葉に甘え、できる限り自分のやりたいように、推しに関してもリアルライフに関しても後悔のないように推し活していけたらいいなと思っています。

ご清聴ありがとうございました!皆さまも素晴らしい推しライフを送れますように!

 

 

【5×20】宝石箱が閉まらない【MV感想】

※2021年のことを語ります。そういう気分じゃないですという方はバックをお願いいたします。

 

 

ご無沙汰しております。サクです。

みんなー!!5×20ベスト聴いてるーーー???ミリオンおめでとうーーーーー!!!イェーーーーーイ!!!!

 

普段いやいやアルバム曲に名曲があるんじゃん?とかスカしてみてる私ですが、でもアレですね、シングル曲ってよっしゃあこの曲でドカンと一発狙うぜ!みたいなテンションと気合で作られてるだけあって、やっぱり“イイ”よね……しかも嵐の、国民的アイドルのシングルなんて国民的ヒット曲候補として世に送り出されてるわけじゃん?そんな気合の塊を延々と耳から叩き込まれてるわけだから否応なしにアガるのは間違いないわけです。最高。

 

そんでもって、私は改めて、自分はこれから1年半(もう1年半です)どういう心持ちで生きるべきか……何を考え何をするべきか……そんなことを日々考えているわけです。シャカシャカとベストアルバムを聴きながら。考えずにはいられないわけです。だって64曲目には5×20が来てしまうから。to be, or not to be……

 

人間は自分の力ではどうにもならない、受け入れがたい状況を迎えたときにいろいろと「自分を守る」行動に出ます。ちゃんとした言葉で言うと防衛機制と呼びます。

認めないというのもその一つです。別のものに熱中するのもまた一つの方法です。そして何かしら理由をつけて納得することもできます。それは別に必ずしも真実である必要はないと思います。あの子は千の風になってこの大きな空を吹き渡っているんだわ……ということでそれでよければそれで良いのです。理不尽に人を貶めることさえしなければ。(ダメな例:こんな悪いことが起きたのは○○のせいなんだわ!的なやつ)

 

そんで、私はあれからずぅっと、自分の中の落としどころというか、そういう自分をあやしてくれる安心毛布のような「理由」をできればたくさん探していこうと考えてきました。正解は彼らの言うことの中にしかないので、その上でです。全ては創作です。

 ベストアルバムを聴きながら、私がああ、これは一つの「理由」といえるな、と思ったことがあります。

それは『「青春」が敗北することがあってはならないから』。

 

嵐の曲って、もちろんこれはシングルに限ったことではなく、その上タイアップをつけるスタイルでなおかつ自身で作詞していないことを承知の上でですけれど、「今!!!!」「ここ!!!!」の歌が多いと思うんです。

 

永遠や将来や社会のことは置いといて、今を見ろ!目の前のことを見ろ!!それがはかなく過ぎ去っていくとしても!消えてしまうものだとしても!!というスタイル。

なぜなら、長い目で、俯瞰で見たとき、その歌が歌われている世界は「悲惨な時代」だからです。

 

「長い目で見てる大人たちは今を悲惨な時代だって言うけど、そこで今の瞬間を生きている俺たちを見てくれ」

私はメンバーのちょうど10コ下にあたる、物心ついた時には「悲惨な時代」という世代ですが、その感覚ってめちゃくちゃ肌感に近い。ゆとり教育終末期の世代。でも個人単位の、一瞬の輪切りとして見たら俺の学生時代はいつだってサイコーだったぞ!勝手に憐れむんじゃねぇ!

そうやって、彼らは「今!!!!」「ここ!!!!」を歌ってきた。ここで大事なことは、長い目で見たときに苦しみがあるこの世界の存在は決して否定しないということです。「この星の上に生まれてきたこと、もう後悔しないように勇気をあげる」。私が嵐の歌詞グランプリがあったら上位に入れたいフレーズですが、この曲は既にこの星に生まれたことを後悔したことがある人に贈られているんですよね。ここは偽りだらけの浮世なので……

 

私はその、「今!!!」「ここ!!!!」で生きられる期間のことを「青春」と呼んでいます。良い意味での狭さみたいなもの。青春の悲しい標本のことを以前書きましたが、本質は一緒で、同じ若さのポジティブな面の標本が嵐の楽曲であるわけです。「嵐は私の青春!」というのは時期的な意味でもあり、概念的な意味でもあるよなぁと思います。

そして、その青春と呼ばれる期間は、終わることが大前提にあります。「例え今だけと分かっていても」と、終わりすらもコンセプトとして内在していた人々なわけです。しかし、嵐はいつまでもそれを生み出し続けた。「このキラキラした一瞬って終わっちゃうんだよなぁ~」という、終わってしまうことの悲しみまで含ませて、それをつくり続けた。だから人はそこに憧れる。自分自身の青春が終わりを迎えてしまっても、5人を見ればまだそこにあるのだと思える。いつだって彼らが歌えばたちまちスティル・セブンティーンみたいなところがある。

 

同時に、青春は「綺麗ごと」の時代でもある。世の中は競争、人を蹴落としてこそ一人前、嘘も方便、嫉妬や打算、裏切り裏切られ。大人になるのなら知らなければならないと言われる汚いそれらに抵抗していられる時間でもあります。仲が良いことは素晴らしい。恋は美しい。信じることが全て。

そういうものを意識的にしろ無意識的にしろ内包してしまっている人々が、雑に不用意に終わるということは難しい。というか、あんまり許されない。青春はこの辛気臭い世の中に敗北するわけにはいかないのです。

 

極論で例えるなら、セックス&ドラッグ&ロックンロールを歌う人がそういうもので身を持ち崩して消えたとしたら(法に触れてるのはひとまず置いておいて)それはそれでふさわしい終わりだと言えるでしょう。それはそれで一貫しているから。

それならキラキラした青春の体現者としての生を全うするにはどうしたらいいのか。「あぁ、あんな頃があったなぁ」と宝箱の蓋を開けてそれだけで元気をもらえるような、そういう存在として固定されなければならない。例えば「仲良しは素晴らしいこと」とか、そういう綺麗ごとを踏みにじるような終わり方はできないわけです。

 

翔くんが「宝石箱」という言い方をするのはよくわかります。そもそもあの人たちの概念が、そういった類のものだったのだと思います。自分にはなくなったものが、世界からなくなったものが、その箱をのぞけば確かに見つかるような。

 

5×20をベストを手にして歌詞を見ながら改めて聞いた最初の感想が、「これは幸福な世界の終わりに流れる歌だ」というものだったんですけど、「ちゃんと終わる」ということが、筋を通すためには必要なことでもあったのかなぁと、ベストを聞いてそんなことを思いました。美しい世界の終わりには美しい歌が流れなければならない。

 

 

と、そんなことを思って、理由を見つけて、一人切ないけれどそれなりに納得し前向きにハピネスな気分でしみじみとでき……たらよかったんですけどぉ!!

 

我々の手元には!!MVという凶器があるのでぇ!!!

 

 これが落ち着いていられるか!遊びじゃねぇんだ!心が千々に乱れすぎる!誰か強めの酒を!!

みんなアレを正気で乗り越えたんですか?すごかったですね……すごい……

 

別に単純に悲しいとか寂しいとかじゃない。それだったらもっと話が楽です。ただただ円盤を封印すればよいので。

個人的な感覚を伝えたいがために、そして自分が冷静さを取り戻すために必死に理屈をこねるんですけど、オタクが簡単に会えたりしない推しに対して持ついわゆる愛って分離すると

1.恋人や家族、息子やペットなどに向けるものと同じ愛

2.推しの人生や生き様をフィクションとして共感する愛

3.歌や踊り、話やビジュアルなど推しが生み出す成果物への愛

っていうあたりに分けられて、それをみんな1:1:2とか3:2:1とか配合しながら持ってるっていう感じだと私は思っているんですよね。その差でいろんな見解の相違が出てくるんだと思うんですけど。

 

私、自分が比較的2が強いオタクであるという自覚があったんですよ。二次元ジャンル出身なのもあるけど、この一大叙事詩を見ていたい!という欲求が大きい。「推しがいない世界なんて耐えられないから推しより先に死にたい」が1の愛強めな人なら、私は「推しの弔辞を誰が読むのかを見届けてから死にたい」というタイプなので……

 

だからこそショックが大きいのかもしれないな。自分自身に対して。

 

このブログで2回目の登場だな。私、映画「ボヘミアン・ラプソディ」が大好きなんですけど、それは私がクイーンとフレディという推しに対して2の愛が強いからこそ成立しているものであると思うんですよ。あの映画は世間でもめっちゃウケました。でも、それでも、たぶん彼らを推している人の中にはこんなの見たくないって思う人もいたんだろうな。

 

5×20のMVは最高傑作だと思っています。ドキュメンタリーとして。フィクションとして。あまりにもよくできていた。最高でした。

だからこそ気づいてしまった。私には、まだ嵐を物語としてだけ捉えるということはできない。あれをボヘミアン・ラプソディのように見ることはできない。

 

そっか……私……嵐のこと好きなんだな……

 

心の中で、こんな最高のエンターテイメントはない、そもそもコンセプトが良い、さすが演技派俳優を5人も揃えてきたね、ほらここの表情なんて完璧じゃないか、選ぶリハ風景がいちいち良いところを切り取るねぇ、最後の無音が素晴らしい、などと絶賛する私と、ねぇそんな顔しないでよお願いします、とすがりつく私が大乱闘スマッシュブラザーズなんですよ。キッツいよ。

 

それでも。このタイミングでこういうスタイルのものを出してきたっていうことは、あちらも本気で最後までフィクションを、エンタメとしての生を全うする気でいるんだなぁ、とも思う。

 

ついていきたい。2020年が終わるまでに私にできる準備は、ボヘミアン・ラプソディの心境にまで自分を持っていくことなのかもしれません。そんなことできるかなぁ。でも、それができない自分も、それはそれで、そんなに嫌いではなかったりするのです。

 

 

 

 

好きな人が書くものの好きなところを(執拗に)書く

どうも~~~~お久しぶりです!サクでございます!

GWも終盤!!皆様いかがおすごしでしょうか?

いやはや、月日の経つのは早いもの。私の元へは先日、ファンクラブの更新通知が届きましたよ。もう1年経ったとか怖すぎ。ひぇえ。

 

さて、私はファンクラブに入るのとほぼ同時に、ジャニーズWEBの方も登録しました。なので毎月毎月ちびちびとお金を払っているのでございますが、登録してみてびっくりしたのが、

そもそもジャニーズアイドルがブログやってるの初めて知った……っていうことで。

最近ならインスタやTwitter、はたまたLINE、古式ゆかしきアメブロ、みたいなのに芸能人の方は生息しているのだと思っていたので、そういうところにいらっしゃらないジャニーズの皆様はブログとかどこにも出してないんだと思ってたんですよね。たぶん同じこと思っているジャンル外者は多いんじゃないかなと思う。見えるものだけが全てと思ってはいけない……

だからなんていうか、初めて見たときの感想は「”生”感がすごい」っていうことでしたね。なんというか、アイドルってこう、画面の向こうにいて、雑誌にいて、こちらが受け取れるものもこう、パッケージ済みというか、そんな感じなんですけど、ブログの文章はこう、そのままお出ししました!感が強いっていう衝撃があったんですよね。もちろんこちらに出される前に他の人の目が入っているのは前提としてもですよ??例えるなら普段買ってる切り身の魚が今日は丸ごと売ってたみたいな感じかな……(おっ!もっとよくわからなくなったぞ!)

あと、普段はもしかしたら嵐って別の敏腕脚本家が書いてるお話なんじゃないかな…みたいな気持ちでいたら急に原作者出てきたみたいなのもある……えっ……嵐って嵐が原作者なんだな……やば……(おっ!ますます狂ってきたぞ!)

 

そんなわけでその「生」感に毎回いちいちビクビクしながら翔くんの「オトノハ」と潤くんの「Enjoy」を読んでいるのですが、

 

 

まぁ一言で言おう、私2人のブログがダァーーーーい好き!!!!!(ハ〇キルーペのトーンで)

なんかもう、面白いものが書ける人は無条件に好きになってしまうんですけど、好きな人が面白いもの書ける人だったらもう言うことないよね。最高。ありがとう。

だから今回は、2者2様に見所がある2人のブログについて、私が思うオススメポイントや思うところを、でろでろと書いていこうと思うんですよね!TwitterでやるとどんなTL荒らしになるかわからないし!!ダンスや歌や顔の良さみポイントを挙げてる人はよく見るけど文の良さみポイント挙げてる人あんまり見ないのでお時間ある方は暇つぶしにどうぞって感じです!

 

※すさまじく主観ですし何の専門家でもないです。石を投げないでください。

※以下の内容は私が見てきた範囲なので最近のものに限ります。昔は違っていたとしても悪しからず。

※この世のありとあらゆるものに対し、比較を主旨としたものではありません。

※以下に本文の引用は一切ありません。有料なので……こっちも縛りプレイだと思ってやるのでまだブログを読んだことのない方は興味がわいたら登録してみてください。ぜひ。ぜひ。

 

 

 

まずはオトノハ!翔くんの書く文だ!!!

 

印象的なのは、翔くんが「音」で文章を書く人だってことですね。

翔くんはたぶん、書くことを音声で考えて、文を読んだときに自分が脳内に浮かべた音とメロディとリズムが相手の中で再生されるように書く人だと思うんですね。

伝わるかなぁ言ってること。←の文で、私は意図的に句点を「ぁ」の後ろから抜いたんですけど、つまり私はこの2つの文を一息で言うイメージを持って書いたんですね。目で見る文として「言ってること伝わるかなぁ」でも「伝わるかなぁ。言ってること」でもなくメロディとして「伝わるかなぁ言ってること」にしたかったんですよ。

この句点抜きも随所に見られるし、その他の句読点の打ち方、倒置法、改行、体言止めetc……あらゆることが音声で再生されるためにあるように書いてる。楽譜なんです。パーレンもけっこう使うけどその中の部分は、声に出さないでね、というイメージの指示だなと(そんな気がする)。

普段喋るときも、こういう順で、ここの声の調子を上げて、ここで間を取って、っていう風に意識的にしろ無意識にしろ考えてやってるんだろうなぁ、と思う。そりゃあもちろんテレビに出る人なんてみんなそうでしょうけど、それが出てるなぁと思います。だって彼の文章の句読点や改行を忠実に守って読めば、ほら、翔くんがつけてる手振りまで見えてくるじゃないですか。

喋るように書く、ということは簡単なように見えてそんなに簡単ではなくて、本当に喋るように書いちゃった文章なんて見れたもんじゃないです。他人が家族に送ってるLINEとかね。自分の言いたいことを、自分らしさやムードを添えて、相手に確実に共有できるように書く、というのをギリギリに攻めると結果としてこうなった、というものなんだと思います。そしてこれはその気になれば「きちんと書ける」技術のある人でなければできないことです。

あとこの音声化したトーンをそのまま文に乗せる文体、日本人がTwitterとかの普及で気軽に人に見せる文を書くようになってから広く見るようになったものだと思うので、翔くんがTwitterやったら親和性が高くて絶対楽しく読めちゃうだろうなと思う。(アイドルのSNSはあんまり賛成しない派なので微妙ですが……管理的な問題で……)

それから、わりと軽くて軟派なかんじに見える文章ですけど、だからこそ逆に、私はすごく「堅い」っていうイメージを持ちました。なんていうのかな、こういう文章をつづれるっていうことは、文章のあらゆるところに神経が行き届いているっていうことなんですよ。書きたいことと書けること、読み取れることをコントロールできていないとこういうふうには書けないんだと思うんです。

だから、ここに書いてあることを読み取ってくださいね、それが私です、そこ以外には踏み込めないようにつくってありますよ、という雰囲気を感じる。そういうところにすっごく「らしさ」を感じて嬉しくなっちゃう。すっごく翔くんじゃないですか。

あと内容に関しては、有料だからもう完全にファンしか読んでないという前提のところで書くべきことを書いているという印象が強くて、サイコーのファンサだなって思ってます。きちんと長いし。オタクは長い文章が好きです。月1ならある程度量が欲しいし、この充実度で月1以上だと致死量を上回って死ぬのでこんな感じで良いです。

 

 

 

続いては潤くんのEnjoyです。

 

まぁ端的に言って私は潤くんの書く文章がものすごくうらやましい!悔しい!私もこんなふうに書きてぇ!死のう!(死ぬな!)

ブログの文章を「何」だと思って書くかってのはけっこう人によって違うと思うんですよ。日記だと思って書く人もいれば、宣伝だと思って書く人もいるし、プレゼン、演説、独り言などなどいろいろなスタンスがあると思うしどれも良いと思う。そんでじゃあ潤くんのEnjoyは?って聞かれたら私は「手紙」って答えると思う。

翔くんのオトノハが15日にいそいそとラジオをセットして放送を待つイメージなら、潤くんのEnjoyは毎日散歩してる浜辺に月1ぐらいで瓶に入ったお手紙が流れ着いてるイメージなんですよね。そういうニュアンス。(急にメルヘンか?)

潤くんの書く文章のすげぇところは、このやわらかな硬度で、語彙レベル設定で、書いてる人らしさと実感を溢れるほど感じさせてくるところなんですよ。

「楽しかった」と書くのは簡単です。でもそれを「本当に楽しかったんだな」と思わせたり、「あいつらしいな」と思わせたりするのは簡単ではない。そこにいくらでも華美に言葉を盛り付けることもできるし、人の知らないような語彙を使うという方法もある。いろいろな方法があるけれど、それとわかりやすさや嫌味のなさを両立していくのはめちゃくちゃ難しいことだと思う。

手紙は失敗なくうまく書こうとすればするほど、紋切り型の表現になっていくものです。紋切り型でも最低レベルの用は足せるからです。郵便局で買ってそのまま出せる年賀状なんてその典型でしょ。社用メールとかも「ありがとうございます」「お手数おかけいたしますが」「何卒」とかの数パターンをいいかんじに並べておけば大丈夫じゃん?(大丈夫なのか?)

そこに「自分印」をつけたり、相手に実感を湧かせるように書くのって、けっこう手間です。相手にその手紙を、胸元できゅっと握り締めてもらえるような、そういうものを定期で書ける人なんてそうそういません。私毎月スマホ握り締めてますもん。無理。とうとい。

あーーーーそんなもん書けるようになりてぇな。何が必要なんだろう。素直さか??丁寧さか??誠実さか??真面目さか??情熱なのか????全部欠けてる心当たりしかない。死のう(死ぬな!)

あと失敗をおそれない勇気みたいなものも要るかもしれない。「ご多忙のところ」「何卒宜しく」って書いてたら間違いないし楽だけどそれって失敗が怖くて日和ってるんだもんな……周りからよく見えるように気取ろうとしたらできない芸当ですよ。

文章なんてだいたいお人柄の発露ですけど、ほんと、「松潤」に謎のイメージをぺたぺた貼ってる人に読ませてあげたいなってすごく思う。目からウロコを5千兆枚落とすがよい。でもなーーーーー有料でファンしか見れないんだよなーーーーーこのジレンマよ。いいんですけどーーーーー!!いいんですけどーーーーー!!!

 

 

好き勝手書いていたら4000字超えてた……楽しかったです。まぁ何が言いたいかって既に太字で書いたことですけど私は2人がダァーーーーい好き!!!!!(ハ〇キ)っていうことですね。ブログが好きって話してたのに普通に告白になっちゃいましたけど、読んでくださった方がいらっしゃいましたら、ほんとただの告白へのご清聴ありがとうございました。次の更新やそれからうらあらしなんかを楽しみに日々を生きていきたいと思います。ベストアルバム……待っててね……貴方に会うまでは生き延びるから……!!