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きっとシャングリラだよ

【超初心者の】推しとCMと私

どうもこんにちは、今回は書いておきたいことがあったので懲りずに超初心者シリーズです。

 

推しの新CMが決まった。

 

相葉さんの缶チューハイ、二宮くんのビール。すごい。おめでたい。うれしい。
私はできたてほやほやのTwitterで眺めていて知りました。Twitterの趣味垢はこういうとき便利ですねぇ……

私は11月のコンサートから徐々に沼入りした人なので、新CM契約社が決まりました!みたいなタイミングに立ち会ったのはこれが初めてになります。いやもしかしてその間にもあったのかな…?まぁ観測圏に入ったのがこれが初めてっていうことです。

この機会に、CMについて超初心者的に気づいたことがいくつかあったので、覚えていられるうちに書いておきたいと思います。

 

1.うわっ……嵐って、身の回りにいすぎ…?

 

何度も書いていますが、私はここ10年近くTVをほとんど見ていなかったので、自動的にTVCMというのから縁遠い人間です。そのため、嵐のみなさまがどれだけCM契約をお持ちなのかもよくわかっておりませんでした。おりませんでしたが、蓋開けてみたら、ねぇ、すごいいっぱいあるんだね???すごいね????びっくりするぐらい嵐いるじゃん。過去のも合わせたら十分暮らせるよねこれ。

いろいろ漁ってみたものの、「あ~こういうのあったね~」と思えたのは後ほど長々書く1社と、冷蔵庫買うときに見かけた日立と、高校時代、友人とよく待ち合わせに使っていた駅ビル東口の背後の壁にでかでかと広告が貼られていたので覚えていたauぐらいでした。ちなみにauのは5人がほぼ等身大でスーツ着てスマホ持って立って並んでて、その時に初めて「へ~相葉ちゃんが一番背が高いんだなぁ」とぼんやり思ったのは覚えています。高校生の私よ、今すぐ写真を撮るんだ。10年後ぐらいの私が後悔するぞ。

エンタメに関して離島の民のような生活をしていた私はもちろんのことですが、人間はチューニングが合わなければ何も見えません。「興味がない」というのはすごいことです。私は札幌ドームでのコンサートの帰り道の新千歳空港で初めて、嵐がJALのポスターにいることを認識しました。行きの空港利用の間、(いくら乗ったのがANAだったとしても)1度も視界に入らなかったということはたぶんないと思います。私はそれまで見えていても、興味がなかったために「見えていない」ことになっていたわけです。

逆に言えば、それがCMにタレントやら俳優やら歌手やらスポーツ選手やらを使ってもらう理由なわけですよね。タレントで興味を持たなかったら、柔軟剤とか、鼻炎薬とか、湿布とか、目に入ってないかもしれないわけですよ。置いてあっても「見えていない」んですよ。私、しばらく前に朝ごはんをシリアルにしてみようかと思ってとりあえずやっすい地元スーパー自社ブランドのグラノーラ買ったんですけど、これがびっくりするぐらいまずくてですね。こんなもんなのかなぁこれ食べ終わったらやめよう、と思って頑張って食べきったんですけど、せっかくだからね、フルグラさん買ってみたらめちゃくちゃおいしくてですね。やっぱメジャなやつは違うなと思いましたよ。お値段倍ぐらいするけども。こうしてCM効果というものが生まれるわけですね。という気づき。

 

 

2.みなさまの購買力がすごい

 

発表のタイミングに初めて立ち会ったわけなので、相葉さんのチューハイが発表されたときの葉担のみなさまを見たのも初めてだったわけですけど、すごいんですね。買うぞという意志が。今こそ力の見せ所みたいな熱が。何ならチューハイ出る前からアサヒ様推してくぞというパワーが。すごいぞ。

私は2次のオタクも3次のオタクも兼ねていましたが、推しが「自らの本拠地と関係のないCM」(嵐で言えばCDや番宣でない、ということです)に出たのを見るという経験がほとんどありません。なので自分の領域に引きつけて考えると、たぶん2次オタクでいう「コラボが決まった」に感覚として近いのかなと考えます。コラボカフェとか、コンビニとコラボして対象商品買うとファイルもらえるアレ(最近某ドラマもあったけど)とか、ソシャゲのコラボでキャラが別のゲームにお邪魔したりだとか。つまりは「本来のフィールドでないところやもののための、いわゆる「公式」でないところ製の推し(しかし公式認定マークつき)」というやつです。それは新たな供給であり、新たな解釈の獲得であり、新たなファンの獲得機会であり、ときどき地雷です。

でね、何が言いたいかっていうとなんですけど、Twitterをザッピングしてたら、「これでここの商品がたくさん売れたら、他の4人も呼んでこれるかもしれない」みたいな主旨のツイートを見つけてですね、ハッとしたわけですよ。

やっぱりコラボしてもらうからにはね、「俺たちの推しはこんなに人を呼べるんだぜ!」みたいな、「ドル箱だぜ!」みたいなのを相手方に見せつけんといかんと思うわけですよ。次の機会をもらうためには。ついでにそういう評判が別のお仕事につながるためには。ついでに本業もうまいこと回していくためには。その視点がね、今までの私には欠けてたね。うん。

ついでに、そのコラボがとっても良かったときに、その商品を買うのがありがとうの最高の示し方なわけじゃないですか。私はナチュサボンのCM見たときに「今すぐにこれを作った人の住所を教えてくれ、お歳暮を送る」という気持ちになったんですけど、お歳暮は贈れなくてもナチュサボンは買えるわけです。良いと思ったものに合法的にお金が払え、ついでに商品も手に入るわけです。つまり実質タダじゃないですか。(この文章は麦とホップを飲みながら書いているので若干知能に問題があります)

あと、これはぶっちゃけた話なんですけど正直言って案外嵐さんにお金払える機会ってなくないですか……?いやあくまで供給量の割にって話ですよ?CDそこまで高くないし、コンサートは入れるかわかんないし、あと雑誌…?現在私はハマってたジャンルが最終回を迎えてしまい(その反動でこうなってる自覚はちょっとある)オタクとして開店休業状態にあるのですが、イベントや舞台が頻繁にありそして多ステが容易にできる、推しを手に入れるために課金が必要、というジャンルに比べ、供給とお金の比率がこれで良いの……?と不安になる日々を送っているので、ビールぐらい買わせてほしいというのもあります。

反省したよね。もっとね、今後は考えていこうと思いますよ。やっぱりこう、推しを支えていきたいという気力。体力。あと私はファンのみなさまがハッシュタグ使おう!とか良かった番組にお便り出そう!としているのを見てすごく偉いなって思う。見習いたい。やはり好きなものには好きです良かったですって伝えないのは損だ。最終回が来てしまってからでは遅いんだもの。

 

 

3.私が「中の人」だった頃の話

 

先ほど覚えているCMとして挙げた1社の話。私は大学時代、東京の住宅街にある紳士的なドーナツ屋でアルバイトをしていました。察してください。その期間は、相葉さんがそのドーナツ屋のCMに出ていた頃とドンピシャで被っていました。紹介される商品みんな思い出あるもんな。良い思い出悪い思い出とかそこはまぁね、いろいろあるからね。

しかしながら、当時の私はTVをほぼ見ておらず、相葉さんが出ているCMを見た記憶はほとんどありません。あと紙媒体の広告にそこまで多く出てこなかった気がする。パネルとかも、アンテナ的な、店舗限定とかが回って来るお店でもないほんとに小さなとこだったし……普段本当に近くの病院に通う爺さんとおばあさんしか来なくて、カート押したおばあちゃんが「いつもの」とか言って注文してた。この辺はもしかしたら葉担のみなさまの方が詳しいのかもしれないですけど。それで、1つ強烈に覚えているのがある。

そう、それは映画、デビクロくんの公開時期でした。その紳士的なドーナツ屋がかなりでかく協力に入ってて(最近見て某シーンで思わず笑ってしまった)あの時は店頭に映画ポスターのパネルが出たんですよ。確かね、記憶でしかないけど。

あの時のことを強烈に覚えています。当時はクリスマスにセットがあって、あの年はカップケーキだったかな、それとグッズがついていくらみたいなのがあったんですよね。辞めてから○年経ったから時効だと思って言うけど、あの時期って本当面倒くさくて、限定ドーナツは作りづらいわ箱に詰めづらいわ、話聞かないおばさんへの説明はめんどくさいわ、それなのにお客全員におすすめトークをすることを義務付けられるわノルマはあるわ、で本当面倒くさかったんですけど、その年は確かねぇ、マグカップとくまのぬいぐるみかなんかだったの。正直、出ないと思った。これは勧めるの苦労するぞと。

ところがどっこい。瞬時に消えた。とりあえずうちの店はね。予定期間より相当早く終わることになりました。

なんでかって、ポストカードついてたんですよ。相葉くんの。いやでもね、当時はあんまりわかってなかったからね、これでかぁ?みたいな半信半疑感があったんですよ。

ある日、そろそろ上がる時間やなぁと死んだ目でレジに立っていた私の前に、20代前半ぐらいの女性が現れて、クリスマスのカップケーキを買われました。細心の注意を払って箱詰めしているとき、その女性が私に言いました。

「あれ、クリスマスが終わったらもらえませんか」

なんのことか全然わからなかったよね。視線の先に、デビクロくんのポスターのパネル。

マジかぁ、と思ったよね。本屋とかだとたまにあるんですよね、漫画の告知ポスターの類とか。しっかしまぁ、ドーナツ屋でバイトしてて言われるとは思わなかった。ぺいぺいのバイトには保証ができないので残念ながら丁重にお断りしたのですが。これそんなにほしいもんなのかなぁって思ったよね。

今ならその2つはつながるんだ。そして買いに来た人達が何を思っていたのか、よくわかるんだ。あの年のクリスマスセットが予想より早く終わった訳と、あのポスターくださいって言ったお姉さん。ポストカード1枚だけだったけど、あのクマのぬいぐるみ、確か映画のグッズでもなんでもなかったけど、たぶん、みんなそれでも買いに来たんだよね。ありがとうなのか、次もお願いしますなのか、そこのところはわからないけれど。

そして今気づいたのは、紳士的なドーナツ屋で何度見かけていたとしても、当時の私は相葉さんに落ちるなんてこれぽっちも思ってなかったってことだ!わはははは!!人間どう生きようが落ちるときには落ちるのだ!全てはタイミングなのだ!人間いつだってこんな好きな人に出会う季節二度とないのだ!わはははは!

 

長くなりました。そんな、超初心者がCMについて考えたことでした。20日、待ってます。楽しみだなぁ。