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きっとシャングリラだよ

【超初心者が】嵐「untitled」に行ってきた【札幌レポート】

先日、機会があって嵐のドームツアー「untitled」に参戦してきた。

当方、元々嵐ファンではなく、そもそもアイドルのにコンサートに行くのが初めて、ドームライブに行くのも初めてという人間でした。

そんな偏差値の低い人間が突如ジャニーズのドームツアーに行くとどうなるかということを、忘れないうちに勢いに任せて書き留めておこうと思います。

なんせ偏差値が鬼のように低い人間が書いているので、失礼な発言、当たり前の発言、間違った情報が多々あることと思いますが、プロの皆様におかれましては、暇つぶしにへっぽこを観察して笑ってやろうじゃねぇかという気分で大目に見て下さると大変助かります。

大丈夫です。結論から言うとめちゃくちゃ楽しかった

というわけでだらだらと御託を並べていこうと思います。

 

【札幌ドーム17日公演のバレを含みます】

 

きっかけは、嵐ファンの母親が苦節○年の末に札幌公演のチケットを引き当てたことによります。

とりあえずの前提スペックなんですが、当方は嵐さんについては一般20代女性以下の知識しか持ち合わせていません。小さいころからドラマとバラエティをほとんど見ていないので主演ドラマとか1本も見たことないし……ヒット曲が何曲かわかって全員の名前と顔が一致するジャニーズはSMAPと嵐だけという体たらく。逆に考えるとそこに入れるSMAPと嵐すごいな…
ライブ経験はホールか小さなライブハウスか、それもロックバンドのみ。アイドルのライブは未知の世界。
うたプリとかあんスタとかですらノータッチで生きてきておりました。


しかし私は2次元3次元問わず「美しい男の子」がめちゃくちゃに好きです(断言)
なので、母(大野担です)の話すその概念、「推し」という概念には理解がありました。

わかる……わかるよその感情……愛とか恋とかを飛び越えた「推し」がいる人生の素晴らしさ……

普段は若手俳優Twitterを眺めて「顔がいい……」とかしみじみつぶやいている無力なオタクの私ですが、これは勇気を出して共に札幌に行くしかありません。待ってろ嵐さん。待ってろ初北海道。

 

 

というわけでたどり着きました札幌ドーム。17日。初日です。周囲は大量の女性でごった返しておりました。案外、年齢層下から上までいらっしゃいます。その数、5万人。すごい、うちの町の全人口より多い。こわい。

一応、新アルバムとベスト版を予習、JaponismのライブDVDをゆるっと見てはきました。準備はできています。しかし心はどアウェー。初めて見る「こっち見て♥」うちわ。すごい、本物だ。こわい。

 

並んで入場です。発券されるチケット。私知らなかったんですけど、事前にわからない上、席に値段差とかないんですね。あまりに博打。こわい。

 

我々が引いたのは1階(?)スタンド席。真正面から少しずれた、中頃のあたり。
…悪くないのでは…という感じです。全体がよく見える。アリーナに抱き合って喜んでいる幸運な人が見えます。聖抜かよ。携帯使えないのでただただスモークが焚かれたドームを眺めます。額縁。人がゴミのようだ。

 

忘れないように物販で購入したペンライト(?)の設定をします。これも初めて。説明書すっとばしてて設定できてない人を周囲で助け合うファンの姿が見られ大変ほほえましい。ライト、すべすべでかわいいです。思ったより明るい。3回ほどぽちぽちします。まぶしい緑色。

郷に入れば郷に従え。貴重なチケットを手にしておいていつまでもアウェーな気持ちでいるのは失礼というもの。推しがいると人生楽しいことを知っている、というかドームに入ってこりゃ絶対目が迷子になるなと感じた当方、今回は推しを仮定してライブに臨むことにします。相葉くんです。バラエティもドラマも見てないのでお人柄とかあんまり存じ上げないため、もう単純に顔がめっちゃ好みなので。あとああいう体の奥行が薄い男の人が最高に性癖なので(正直)。

限定のストラップをライトにつけ(これあるとだいぶ手が楽だったのでご参考までに)、準備は完了。開演を待ちます。隣のお姉さまのライトは赤く輝いている。ってか今更だけど初日ってすごいな。今このゴミのような人の群れが見るものはまだこの中の誰も見たことがないわけですよ。ざわつく5万人。すごい。こわい。

 

 

暗闇に緑色の光が走り1曲目。

すごい。遠い。1円玉より小さいレベル。しかし5万人の視線がそこにある。やばい。なんかよくわかんないけどそこにいるのは確かにヤバい何者かなのである。それだけはわかるんだけど脳の許容量を超えて飛び散る光。沸く5万人。

状況に頭が整理されないままに畳み掛けられる2曲目。I'll be there。
このイントロ終えてバァンって正面に大写しになった瞬間にいろいろ飛んだ。
めちゃくちゃに格好いいのである。低い姿勢で指パッチンするみたいなアレ(語彙力)。歌い始める彼ら。いや元々この曲好きなんだけど。それはそうともうね、キラッキラですよ。何がだ。よくわかんないけどすごいの。めちゃくちゃにカッコイイ男の人が5人そこで踊ってるんですよ。襲いかかる風雲。上がる会場の温度。うわーーー動く床。すごい、本物。

 

このあたりでわかっていただきたいんですけど、セトリ順にレポートをしようにもこの時点で私の脳はだいぶよくわからないことになっています。なのでここからは初めて日本一のアイドルのライブを見てわかったことを書いていこうと思います。

 

・かっこいい人はどこから見てもかっこいい

いや当たり前なのかもしれないですけど、彼らをカメラが抜いてリアルタイムで映してるじゃないですか。それがもう、いつ抜かれてもどっから抜かれても全てめちゃくちゃに格好いいわけですよ。全方位グラビア。常に神作画。カメラさんもすごいんだろうけど、もうね、リアルタイムでピクシブ1万user入り。なんてこった。
そして歌っている時も本当にかっこういい。二宮くんと松潤が特に上手なのかなって思ったんですけど、歌っている時にしてみせる熱っぽい目とかが染み込むように素敵なんですね。1円玉だとわかりづらいのでここはカメラさんありがとうな点なのでありました。

 

・嵐は上から

私が「うわー!私ほんとに嵐の現場に来たんだー!!」って思ったの、実は最初の挨拶。あれっていつも同じこと言う?らしい?んですよね?恒例のものがあるっていうのはいいことで、「うわーーーーーーーDVDでみたやつーーーーー!!!生ーーーーー!!」ってなれたし「嵐が来たぞーーーー!」でちょっと泣きそうになったんですけど、それはそうと、こう、「○万人幸せにしてやるぜ」も「いらっしゃいませ!」もこう、ステージの上からじゃないですか。「一緒にいいライブにしましょう」とかじゃなくて。その通り。幸せになりに、してもらいに来たんですよこっちは。でもあんまりそういうこと言ってくれる人っていないじゃないですか。俺たちはお前らを幸せにできるんだぞって言い切れる人。すげぇな。プロだな。と思いました。

なんていうか、アイドルってバラエティとかで普段のように喋ってる時もあるし、もちろん普通に人だから普通にご飯食べて普通にコンビニ行って普通に歯磨きして寝るわけで、あと私はアイドル業をしている人に仕事上でもプライベート状態の時にも会ったことがあるんですけれど、そういうのと「コンサート」「ライブ」っていう時の空気って全然違うと思う。

固有結界なんですよ。そこは彼らの磁場で、もうそこはその時にしか生じない空気が流れてる。

 

・ファンサはちゃんとこっち見てる

本当に申し訳ない話なんですけれど、「○○くんがこっち見た!」みたいなのって、いやそれは気のせいでしょ…って思ってたんです。思ってたんですけど…
いやあれたぶんわかるな?私にやられたとしても隣にいた人がやられたとしても気づくな?いや私はもらってないけど、見てるとあっこれきちんと見てやってるなってわかるねアレ。
あとウインクとかバキューンとか、いやそういうものがあるのは知ってる。知ってるけど、カッコいいものとして知ってはいるけど実際どうなんよ、と思っていました。でもまぁマジでかっこいい人がぴしっとやると死ぬほどかっこいいものなんですね。はたから見てても普通に致死量の余波を感じる。

 

この辺が本当に発見でした。

 

それから相葉くんの話。

相葉担カッコカリとして臨んだわけですけど、結論から言うと大正解だったというか、なんだあの人めちゃくちゃかっこいいな????

遠くから見ても笑顔がキラッキラしてて、トロッコの上でちょっと長めの裾をひらひらさせながらぴょんぴょんしてるのが可愛くて、ステージ特有のちょっとトンチキな色の衣装も普段着ですが何か?って勢いで似合ってて、お歌は案外優等生で(正直嵐「案外歌ってるんだな??」という感想でした。大変失礼しました。たまに音程下ブレする人がいてやっと「あっ歌ってるわこれ」ってなるという)、ダンスは腕と足がとにかくシュッとしててかっこよくてそれからなんか知らんけどはちゃめちゃにえっち。すごかった。もう、すごいぞ。

 

あとは知能を溶かされた脳がなんとか覚えてた曲の覚え書き。

・つなぐ

実を言うと「ドラマも映画もほとんど見てない」が「全く」でなく「ほとんど」なのはつまり「忍びの国は見た」ってことなんですけど(めちゃくちゃ面白かったので3回見たし友人3人への布教活動に成功しました)、あの演出、見た人にだけわかる爆エモ演出じゃありませんでした????つながれていた男の糸が断ち切られて「つなぐ」が始まるの激アツ。そして大野くんの超絶技巧です。嵐の皆様、めちゃくちゃにダンスうまいなって思ったんですけど、大野くんは安心感が凄まじいですね。見ててこの感じなんだろうと考えていたら夜行性の生き物三匹のMVの真ん中の人を思い出しました。書いてて何ですけどわかりづらいですね。すみません。体幹すごいという話です。

・UB

……何なんだ?何が起こっていたんだ?我々は何を見たんだ?イマモワカラナイ
私は元々予習の段階でUBわりと気に入っていたのとあのお二人のご関係をあまり存じ上げないので、「UBの詩の中の2人」として見てたわけで、それでも「致命傷で済んだ」って感じだというのに、お二人をずっと追いかけていた人々もいらっしゃるわけですよね。生きて札幌ドームから出られたのかがだいぶ心配です。

 

あとGUTS!で櫻井くんと相葉くんに挟まれる二宮くんとか、sugerの照明とか、UBの次にCome Backが来るショーケース感が好きとか、Monsterかっこよかったとか、いろいろありますがとりあえずこんな感じです。わからないなりにめちゃくちゃ楽しんだという話です。

 

私もオタクだからわかるんですけど、ファンというものは期間の長短に留まらず参入時期、お金の使い方、年齢に担当によってまぁとにかく総意というのは取れないもので、今回のツアーについてもいろいろコメントはあるんでしょうが、とりあえず私は来れて良かったと思ったし、それからめちゃくちゃにうらやましい。嵐のファンの皆様がです。定期的にアルバムが出てツアーがあって頑張るか運がよければ推しに会えて、そんな推しがめちゃくちゃに格好良くて、万単位の人を見込んだステージを組まれてて、まぁ行けなくてもテレビつければとりあえず動いてる姿が見られる。毎秒新規作画です。番組は来週もあるし、そしてきっとまた来年には次のツアーがあることを信じていられる。それってすごいことだ。本当にすごいことだ。

 

気づいたらくっそ長くなっていたな……結論楽しかったですというそれだけです。これから見に行く人がうらやましい。ここまでお付き合いいただいた方がいらっしゃいましたら本当にありがとうございました。とりあえずラストレシピ見に行って母がわさわさ貸してくれたアルバム聞きつつしやがれを見てコンサートのDVDを待とうと思います。